茄子の特徴
ナスはインドが原産とされるナス科の一年草で、日本には奈良時代に入ってきたと言われています。季節を問わず1年中出回っており、旬を感じなくなった野菜のひとつですが、露地ものは7~10月が旬。特に秋に出回る「秋なす」は、皮が薄く、実が充実していておいしくいただけます。ナスの品種は、形状によって分類されています。大きく分けて丸ナス、長ナス、卵形ナスの3種類に分けられます。その他にも丸ナスに似た米ナスがあります。見分け方はヘタの色が緑色なのが米ナスです。果肉が厚めで固く加熱しても形がくずれにくいのが特長です。煮物、揚げ物、炒め物など幅広く使えます。
茄子の食し方
茄子は、炒める、煮る、揚げる、焼く、漬ける、など様々な調理が可能です。淡泊な味でクセがなく、油との相性がよい野菜です。味もしみこみやすく、加熱すると食感がなめらかになり、天ぷらやおひたしなど日本料理によく合う食材といえるでしょう。ただ、空気に触れると酸化して変色するので、カットしたらすぐに調理しましょう。また、茄子は冷気と乾燥が苦手なので、新聞紙などに包んで常温の涼しい場所で保存しましょう。2日くらいは持ちますが、気温の高い時期や少し長めに保存したいときは新聞紙に包んでポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。ただし冷やしすぎるとかたくなり味が落ちるのでなるべく早く食べましょう。
茄子の効果
なすの皮にはアントシアン系色素である「ナスニン」というポリフェノールの一種が含まれています。ナスニンは発がんや老化を抑制する抗酸化作用が強く、眼精疲労にも効果があるといわれています。そのため、なすを調理するときは皮ごと使いましょう。比較的多く含まれているカリウムは、血圧の上昇を抑える作用があるので、生活習慣病の予防にも効果が期待できます。 また、他の野菜に比べて、取りたてて豊富なビタミン類やミネラルは含まず、炭水化物・脂肪・タンパク質の三大栄養素のいずれの含有量も多くないことから、低カロリーのナスは正にダイエット食品といえます。
緑茄子
緑茄子は、ナスニンという紫色の色素がないため、皮から紫色の色が出ないので料理の変色がなく、和・洋・中華に使える万能ナスです。 火を通すと、実はとろけるように柔らかく、水分と甘味が口いっぱいに広がります。 青臭いのかと思いきや、ほとんど紫のナスと変わらず、美味しく頂けます。
購入時期 8月下旬
賀茂なす
賀茂なすは京都の北区上賀茂で古くから作られてきた丸なすの一種で、「京の伝統野菜」の一つに認定されています。ひとつ250g~300gほどの大きさで、綺麗な球形をしている物が多いです。果肉は固くしまり、歯ごたえの良いのが特長です。 一般的なナスと比べ油の吸収が少なく、揚げ物にしてもあっさりと仕上がります。
購入時期 8月下旬
リスターダデガンジア
リスターダデガンジアは、縞模様が美しいスペインの伝統品種。肉質も柔らかく、クリーミーで味も絶品です。油と相性が良いので、少し厚めに調理しても美味しく頂けます。甘みもあります。
購入時期 8月下旬
水ナス
水ナスは、水分を多量に含んでおり、ほのかな甘みもあって生食が可能です。日本各地で栽培されているが、大阪府の泉州地域で特に盛んに栽培されており、泉州特産品として日本全国で有名。生食の他、糠床に漬け込んだ浅漬けや、漬物調味液に漬け込んだ漬物として食べられることが多い。
購入時期 8月下旬
入荷日 | 毎週月曜日 |
価格 | 1袋300円(税別) |