Seminar2017年7月22日(土)23日(日)[2日間] :身体制御の為のムーブメントコンディショニング/講師:杉山 幹氏

終了しました

身体制御の為のムーブメントコンディショニング
「身体のコントロール」をテーマに、様々な評価&エクササイズを通して筋の巧緻性を高め、怪我の予防からQOL、スポーツパフォーマンスの向上を目的とした身体の使い方を学ぶセミナーです。
2017年7月22日(土)23日(日)[2日間] AM9:30〜

杉山さんのセミナー総括

やはり圧巻の知識量。しかしそのどれにもこだわりすぎない。
膨大な知識からの取捨選択。やはり杉山ATCの魅力はここにあると思います。なぜその選択肢を選んだのかの答えも明快。
新しい知識を得た時、特にセミナーの次の日習った新しいトレーニングをたくさんの患者さんに処方した経験はないでしょうか?
私はめっちゃ思い当たる節しかありません。昨日聞いたことこそが今の痛みの原因なのではないか?と思えてしまう。そして段々とその部分が目について、”それを改善すること”が目的になってしまう。これがゴールを見失うということです。ゴールを見失わなければ新しいことを試すことで今までなかなか改善できなかったことが改善方向に動くこともよくある話です。
だから常にゴールを見失わないように取捨選択することが大切ですね。思い当たることも多いので、身の締まる思いです。
セミナーの本題は、動きを向上させるためのアプローチでした。
たくさんあったお話から少しだけ・・・
胸郭の動きの少ない人がいます。(肋骨角が小さく肋骨が横に広がらないイメージです。バケツハンドルがうまくできない感じの人です)肋骨がうまく外旋できない状況であれば呼吸のために副呼吸筋を多用することになります。特に背部と警部の筋がか活動になっていくのは目に見えています。さて、どうやって動きを大きくしていこうか?ということになっていくと思います。
選択肢は色々あると思います。
①反対側を内旋させることで、空気圧で広げるエクササイズをする(毎日コツコツやれることが前提の選択肢)
②肋間筋をリリースするテクニックを使う。(これは私は持ってませんので私は選択できません)
③物療器を使い電気などの物理的な刺激を使う(ここが私の得意分野なので、今までの第1選択でした。詳しくはS-BASEで。)
④胸郭横側の皮膚を引っ張る(今回杉山ATCの選択肢)
⑤胸郭を前後で挟み横にしか広げられない状況を作りアダプテーションさせる(この装置を持っていません・・)
⑥胸郭が横に風呂がることを教え常に意識をしてもらう(性格によって向き不向きがあります)
少し考えても候補がいくつか・・・
患者さんの性格、現在の状況、巧緻性、トレーニング(学習)の進み具合なんかを考慮してどの選択肢を選びますか?
杉山ATCの選択した④はとっても簡単なので私も説明や初めてのセッションなんかで最近よく選択し活用させてもらっています。
さて、今回の杉山ATCのセミナーも大変面白く、時間が経つのがめっちゃ早い内容になっていました。次回年明けに杉山ATCにお願いしています。ご興味のある方は次回是非参加ください
。 今回から(実は前回根城ATCの時から密かに・・)セミナー終わりにトレーナーのトレーニング会を開催しています。Wise Fitのプログラムでウォーミングアップして(これがどこがウォーミングアップやねんってくらいキツかった)ウエイトしましょうって内容でした。参加いただいた方も、文句言いながら楽しそうにやってました。(多分)次回以降も継続してトレーニング会を開催しようと思っています。参加いただける方は是非一緒に動きましょう。

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受講者の声

  • Aさん
  • Bさん
  • Cさん
  • Dさん
  • Eさん
  • Fさん
  • Gさん
  • Hさん
  • Iさん
  • Jさん
  • Kさん
  • Lさん
  • 全てを噛み砕いた内容だったので非常に分かりやすかった。最高です。一体感のあるセミナーだったので受けている側もいやすかった。
  • 分かりやすく色んな引き出しがあり、発見がたくさんあって充実している。子供にも伝えやすい言葉があるのでいつも助かっている。
  • 大変有意義でした。浦和から来てる甲斐があった。次回はトレーニングにも参加したい。
  • 最新の知見、エビデンスも含んだ内容で大変満足。
  • 自分のセッションのヒントになるものが沢山あった。W-upはW-upではなかった。
  • セミナーに出ると、その内容を実際の治療で試したり、そればかりになりがちだが、「ゴールを間違えない」という話は当たり前のようだが気をつけなければと思った。PRIやDNSにこだわらない事も大事。腹圧・胸部のアプローチからじゃなく、肩甲骨のポジションを変えるだけで良くなることも多くあるという話はそう思わせてくれました。
  • 新しい内容でとても参考になった。
  • 一つの理論だけでなく、多くの理論からの学びがありとても勉強になった。
  • 様々な角度から考え方を話してもらいもっと勉強が必要だなと思った。
  • アセスメント、検査方法にとらわれない、身体の見方をするという点が素晴らしいと思った。
  • バイメカと実技をバランスよく分かりやすくて面白かった。
  • 上肢の連動性について知りたかったので良かった。
DNS/PRI/SFMAなど多くの海外のメゾットに精通している杉山ATCですが、他にも日本国内の理論やテクニックにも精通されています。とにかく「引き出し」の多い方です。そのたくさんの引き出しから、最良なものを選択して運動指導をされています。杉山ATCの考え方を聞くとメゾットはツールなんだと再認識できます。何か1つに捉われないで、最良な選択肢を選部ことはとてもシンプルなようですが深い理解がないとできません。
今回のセミナーはムーブメント(身体制御)をテーマにコンディショニングの方法を紹介してくれます。DNS/PRIの基本的な考え方と、その中で浮かんでくる『なぜ?』を生理学、機能解剖学、運動法則などを使って紐解いていきます。様々なリサーチや文献、バイオメカニクスを元に慢性疼痛や怪我の予防から、スポーツパフォーマンス向上までを考察していきます。
杉山幹

講師:杉山 幹 氏

・修士(アスレティックトレーニング)
・全米公認アスレティックトレーナー(ATC)
・NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト(CSCS)
・DNS 認定DNSET
・ドライニードルセラピスト
・SFMA(ファンクショナルムーブメントシステム)認定トレーナー
・キネシオテーピング協会プラクティショナー他

2003年 体育大学(体育学科)卒業。
フリーパーソナルトレーナーとして活動する。
2011年 ノースダコタ州立大学大学院(アスレティックトレーニング学科)卒業。ATCのライセンスを取得。アメリカンフットボール陸上競技のサポートに従事する。
日本に帰国後、主にプロ、アマチュアアスリートのパーソナルトレーニング(サッカー、陸上競技、ラグビー、クラシックバレエ、ダンサー等)やチームの帯同(アマチュア&プロスポーツチーム、国体東京代表等)、一般のスポーツ愛好家への機能改善を目的としたトレーニングを多数指導。
パーソナルトレーナー活動の他、トレーニング記事の翻訳、東京を中心にトレーナー向けワークショップなど、講師活動も行う。

Lectures講義内容

開催日時 2017年7月22日(土)、23日(日) [2日間] AM9:30〜PM4:30
途中昼休憩 1時間を挟みます。

お昼は各自持参となります。
● 飲み物は館内に自販機があります
● 当日は実技も含まれますので動ける格好と必要であればインシューズをお持ちください
内容
1日目
1日目:下肢
・姿勢緊張と身体コントロール
・バイオメカニクス的視点を考慮した下肢の評価
・力学を考慮した歩行&動作分析
・身体を制御する下肢エクササイズ
・下肢へのマニュアルセラピーetc…
内容
2日目
2日目:上肢
・胸郭を考慮した上肢アライメント
・エビデンスを基に考える上肢の静的評価
・運動連鎖を考慮した上肢の動的評価
・身体を制御する上肢エクササイズ
・上肢へのマニュアルセラピーetc..

*上記の概要はあくまで予定であり、変更の可能性もあります
対象 パーソナルトレーナー、インストラクター、ストレングスコーチ、アスレティックトレーナー、ピラティスインストラクター、理学療法士、作業療法士、鍼灸按摩マッサージ師、柔道整復師、その他の運動指導者、治療家、学生
定員 20名
開催地 Philosopher's body project [フィロソファーズ・ボディー・プロジェクト]
〒444-1154 愛知県安城市桜井町森田56-1 [MAP]
<!>新幹線でお見えの方は、三河安城駅までお迎えに上がります。
TEL:0566.99.7166
料金 1日のみ参加  16,200円(税込)
両日参加   30,000円(税込)

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